9月28日、ヤンゴン証券取引所に上場するFMIが、その傘下のYoma Siloum Hospital Pun Hlaing 及びPun Hlaing International Hospitalを通じてシャン地域のSein病院を$4,900,000で買収し、Yoma Siloum Hospital Pun Hlaingが70%を保有するジョイントベンチャーを設立した。
Sein病院はシャン地域の中心部に位置し、ベッド100床を有し、一般的な診断のほか外科手術・研究・レントゲンなどの一次医療及び二次医療を提供する。
FMIはPHSHブランドの病院の数的拡大を図ることで医療ネットワークの拡大、ひいては現在国外に流出しているハイクオリティな医療を求める層の獲得を狙う。
しかし、ミャンマー国内における医療拡大には2つの課題が立ちはだかる。ひとつは医療保険の問題である。ミャンマーでは医療保険の整備が途上にあり現在多くの医療サービスは患者のポケットマネーによって賄われる。この金融インフラの未熟さが高額な高品質医療の発展を妨げる一因となっている。
2つ目の課題としてあげられるのは医療人材の不足である。医師に限らず医療従事者全体として経験が不足しており、複雑な医療の提供に耐えうるベテラン人材の確保が困難となっている。
【Myanmar Times 16.10.2018】