米国は制裁中にも関わらずミャンマーチークの輸入継続

26 June 2023

2021年4月21日に米国が国営ミャンマー木材企業(MTE)を制裁して以降も、米国に拠点を置く企業はミャンマーから2,760トンのチークを輸入している。米国は木材貿易を禁止していない。 しかし、実際にはMTEがミャンマーにおける唯一の合法的な木材供給源であるため、事実上の禁止されている状況である。
報告書によると、イースト・チーク・ファイン・ハードウッドとJ.ギブソン・マキルベイン・カンパニーが同期間の全チーク輸入量の88%、合計2,433.47トンを占め、実質的に米国におけるミャンマーチーク輸入の複占状態であるとしている。また、違法に伐採された木材と合法的に伐採された可能性のあるクーデター前木材が混合されるリスクは「極めて高い」とも指摘した。
EIA(Environmental Impact Assessment)は、ミャンマーから輸出されるすべてのコンテナに対して支払われる料金により、軍が依然として財政的利益を得ることになると言及している。