簡易的で未発達な方法がミャンマーでは未だ国内間・国際間両方の米取引において取られている。国内間とは一般の農家やブローカー、精米業者などを指し、国際間とは大規模精米業者や輸出・輸入業者などを指す。
地元市場では米の質は湿気・綺麗で泥をかぶってないなどで決まる。湿度を測る専用の器具を用い一定の度数よりも高ければ質は下がっていく。また手のひらに米を乗せ、変色や種類の混合、泥の混じり具合などを観察し質を決める。この方法は50年以上続いており、今こそ国際基準の変更をすべきである。
米の輸出業では国内の売り手と海外の買い手が価格について話し合うのだが、ミャンマーではイギリス支配が続いていた頃の古い用語が未だ使われている。2014年に商務省に定められた用語もあるが、国際基準とは一致していない。例えばミャンマーではEmataという用語が使われるが海外業者は分からない。
こうした状況の改善のため、質の測定法や用語を国際基準に合わせる必要がある。
【Global New Light of Manmar 4.12.2018】