マンダレー航空運休へ

28 November 2019

国内線を運営するマンダレー航空の運転休止が決定された。これには業界の競争環境激化や燃料費の高騰などが背景にある。9月4日からすべてのフライトをストップさせサービスの再編成を行うというが、同社によると再開時期は未定とのことだ。国内線の業務休止はバガン航空、エイペックス航空、FMI航空に続き4社目で、国内線市場のプレーヤーは残り6社となった。

国内線市場の競争激化は2011年に多くの国内線ライセンスがおりたことが原因とみられているる。ミャンマー政府はANAとShwe Than LwinによるJVの営業を不許可とするなど競争過多に陥らないよう市場参加者を制限していたものの、見通しが甘かったようだ。

しかしながら、国内の交通網の発展は投資を呼び込むためには不可欠である。事実、バンコク航空がマンダレーへの国際線を増便した結果、同地域にはタイからの投資が増加した。そのため政府には競争の適切なコントロールが求められる。

【Myanmar Times 5.9.2018】