ミャンマー証券取引委員会のU Htay Chunは、現在いくつかの企業がヤンゴン証券取引所への上場に向けて準備を進めていることを明らかにした。2社はすでに上場準備の最終段階に入っており、来年にも上場する。2020年末までには、さらなる企業が資本市場へ参入することが予想されている。
資本市場拡大に向けた取り組みも進められている。JICAの資金援助を受けて市場促進チームが結成され、上場手続きに対するコンサルティングなどを通して、有望な非公開企業を支援していく予定だ。
ヤンゴン証券取引所は2016年3月に開設されたが取引は未だ低調で、3000ある口座のうち活発に利用されているのはわずか15%にとどまっている。専務取締役のU Htet Htunは、「近隣のベトナムやタイを見ても分かる通り、株式市場の成長には政府の支援が不可欠である。政府の支援によってより多くの企業が株式公開に意欲的となり、資本家も集まってくる。」と政府の役割の重要性を強調した。
現在、ヤンゴン証券取引所では上場している5社の株式が売買されており、外国企業の参入についての準備も進められている。。
【Global New Light of Myanmar 31st Oct 2018】