政府は、2019年から左ハンドルの自動車のみ輸入を認めることを発表した。自動車輸入管理委員会は10月26日に、新しい自動車輸入方針の概要を示した。
昨年、輸入車の大部分を左ハンドル車にするという方針が発表され、自動車業界に衝撃が走った。これを受けて輸入業者はすでに中古車輸入の制限に対して準備を進めていた。右ハンドルの中古日本車を好む消費者の間では議論を呼ぶものではあるが、交通安全への懸念を考えれば妥当な判断と言える。
自動車輸入を巡るこうした状況下で、輸入国の部品を一部用いて自動車を組み立てるSKD方式に注目が集まっている。すでに導入している日本メーカーもあり、今後、完成車輸入から現地組立へとシフトしていくと考えられる。手頃な値段で購入できるSDKブランドが増えれば、消費者の嗜好も変化していくだろう。
【Myanmar Times 7th Nov 2018】