輸出品の生産や輸入代替品の生産を目的として創られたSOEs(state-owned-enterprises)は、その仕組みを変革しなければならないと言われている。現状は低水準の生産技術のために競争力のない商品しか生産できず、かえって損失を出してしまっている。32企業中利益を出してるのは22企業に留まり、電力や鉄道部門の企業は年々損失を増やしている。
重要なのは、それらの企業は損失を補うために政府から基金を得ているという点だ。この仕組みであり続ける限り国家の発展は望めないとMP(下院議員)達は指摘しており、あるMPは交通インフラなど私的部門に十分に支えられている地域には支出を抑えるべきともいう。またある経済学者は、SOEsの一部を民営化し残りを国有企業のままにし、管理職などを能力のない役人から専門能力のある人物に変えるべきと主張する。民営化の計画は、現在の年金や労働環境の維持のために進められるだろう。
【Myanmar Times 28.9.2018】