タイのヘルスケアグループThonburiがヤンゴンにインターナショナル病院を開院

28 November 2019

8月半ば、ヤンゴンに70millionUSDをかけ、11階建て200の病室を擁し、高い医療水準に適応する医療設備を備えたアユ(Ar Yu)・インターナショナル病院が開院した。国内の病院の約90%が100以下の病室数しか持たないミャンマーにおいて、アユ・インターナショナル病院は国内最大級となる見通しだ。本件はタイのヘルスケアグループThonburiのミャンマー進出は2014年に病院及びクリニックの外国資本参入が70%まで許可されたことをうけ、2015年にサインしたGa Mone Pwintとの合意に基づいている。

現在ミャンマーの生活水準は向上している一方で、依然として現地人の大半は専門家による診断や高水準な医療ではなく近所のクリニックや薬局による治療がスタンダードである。そんな中、アユ・インターナショナル病院はタイやシンガポールといった国外での治療を需要する層をターゲットとし、年間250millionUSDの市場規模をもつメディカルツーリズム市場を狙う。

医療セクターに関心を寄せるのは民間だけではない。ミャンマー政府も近年医療部門への予算を増やしており、2017-18年度ではK1trillionが医療部門へ配分された。これは前年比25%、予算全体では5.2%を占めている。

【Myanmar Times 24.7.2018】