新車製造の7つの工場が誕生へ

28 November 2019

従来の9つの工場に加えて、さらに7つのSKDを採用した工場が作られることが2月13日に開かれた会議で承認された。

SKDとはエンジン、足回り、駆動系統など比較的大きな構成部品があらかじめ組立て済み、シャーシやボディなども塗装や溶接済みの状態で輸入され、現地では主要構成部品をボディやシャーシに組み付ける、比較的簡素な組立て作業のみを行うものであり、最も操業コストが安い製造方法である。

通常、輸入された部品が基準を満たしているかを確かめるために、部品が作られた工場の検査証明書を確認し、これを受け取った後に工業省は実物証明書を発行する。

工業省は将来的にCKDにシフトする方針であり、そうすれば、工業または経済的な雇用が促進されるだろう。CKDとは車の主要な構成部品を1から組み立てるだけでなく、ボディの塗装やシャーシの溶接など、部品製造以外の複雑な工程をすべて現地で行わせるものであり、現地生産工場や人員にある程度以上の技術力が要求される。

これを実現するには、やはり安全性が必要不可欠なので、工業省はSKDの安全性を精査する検査チームを結成した。

【Myanmar Business Today 21st Feb 2019】